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播磨の図書館司書に、毎月テーマを決めて3冊の本を紹介してもらい、読書の楽しみを語って頂きます 
 
図書館からこんにちは
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平成24年1月号
 
テーマ別 私のおすすめ3冊    元気な心で新年をスタート
    姫路市立城内図書館手柄分館司書 坂根 みゆきさん
 
ドクター・ヘリオットの
生きものたちよ

ジェイムズ・ヘリオット著 
集英社 
蒼穹の昴 上・下巻

浅田次郎著 講談社
百歳日記

まど・みちお著 
日本放送出版協会
 
 
 昨年は東日本大震災や台風被害、タイの洪水などいろいろなことがあり過ぎた年でした。新しい年を迎え気分も一新、心が元気になる3冊を紹介します。

 『ドクター・ヘリオットの生きものたちよ』は、獣医のヘリオット先生がつづる愉快であたたかい物語。50年前のイギリス・ノースヨークシャーの緑豊かな大地を舞台に、そこに暮らす純朴な人々と動物たちへの愛情がたっぷりと味わえる一冊です。全編を通してみずみずしくさわやかな印象を受けるのは、著者自身が「生きとし生けるもののそばにいるという、ぞくぞくする感覚」を絶えず持ち続けているからでしょう。

 テレビドラマ化された『蒼穹の昴』は、自ら宦官になった少年の奇跡の物語。中国清朝末期、貧しい農民の子・春児(チュンル)は占い師の予言を受けます。「汝は必ずや西太后の財宝をことごとく手中におさむるであろう」と。春児はやがて西太后の目に留まり、そば近く仕え、最高位に上り詰めます。春児はどんな逆境にも負けず、ひたむきな努力で予言を実現させ、周囲の人々の希望であり続けます。まるでおとぎ話のような歴史小説ですが、歴史の知識がなくても十分楽しめます。

 最後に、童謡「ぞうさん」の作詞者としても有名なまどみちおの『百歳日記』。昨年、百二歳の誕生日を迎えたまどさんの、限りなく自由な感性の源はどこにあるのか。身近にある小さな発見を書き留めたノート、入院を機に再び描き出した日々のスケッチなどからその源を探ります。多くの人々に深い感銘を与えたNHKスペシャル「ふしぎがり〜まど・みちお百歳の詩」を書籍化したものです。
 
 災害の真っただ中にいる人はなかなか本を手に取る機会がないと思いますが、苦しい状況にある時こそほんのしばらくでも本の世界に浸ることによってつらい現実を忘れ、本っていいなぁと思ってほしいですね。
  


 
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