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「信頼の証」無人購買部  
姫路市立姫路高等学校(姫路市)
(2008年12月号に掲載)

 姫路高校に無人購買部が誕生したのは今から40年以上も前の昭和38年。学校付近に文房具店が少ないという当時の事情などからできたもので、ノートやペン、カッパや革靴など学校生活に必要な物品約50点が市価より安く販売されてきた。
 
 各学年各クラスから選出された購買部員が、毎日2人ずつ売り上げ金額の計算や在庫の確認などを担当するが、始業前、昼休みと放課後以外は無人で、生徒が欲しい物を自由に取り、据え付けの箱に代金を入れる仕組みとなっている。
 
 「最近は大型店の進出で小さな文具屋さんがますます少なくなっていますから購買部はとても便利で好評です。教師もよく利用していますよ」と赤松良一教頭。総務部長の中川国吉先生は「かつては収支が合わず赤字になったこともありましたが、ここ10年以上はずっと黒字が続いています。セルフサービスに対する生徒の意識も高まっていますね」と語る。取材日の当番だった清水真穂さんと山名真理さんも「生徒がしっかりしていないとできないシステムなので、自慢できることだと思います」と口をそろえる。
 
 設立40周年の際には、それまで蓄えてきた収益で「校歌額」と「校訓額」を新調、体育館に掲げられた。誇るべきこの無人購買部は今後も「生徒間の信頼の証」として50年、60年と歴史を刻んでいくことだろう。