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伝統木造工法の底力   オノウエハウス(福崎町)

(2007年11月号に掲載)

 大正5年創業以来、伝統工法建築ひとすじのオノウエハウス。この工法では金物を使用せず、加工された梁や柱など木と木の組み合わせで骨組みを構成する。また、貫という木で柱を貫通させ、竹を固定し、土壁で柱としっかりつなぐ。木組みと貫、そして土壁が地震に対しても総合的に粘り強さを発揮する建築法だ。
 
 そして、棟梁・尾上和秀さんのもう一つの自慢は、写真のような格子組み。強度をさらに向上させるための工夫で、デザイン面でも考慮が見られる。
 
 「伝統工法建築を専門的にやっているのは、県下ではうちぐらいではないでしょうか。この工法を使えば、いずれ起こるであろう山崎断層による地震にも耐えることができ、200年近くは十分に持つ安心できる家を建てることができます。このような優れた建築法を広く知って頂き、大工職人たちの技も今後に継承し、形として残すことができればと思っています」 

神崎郡福崎町大貫2116-3
0790(22)6577