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のどかな懐かしい風景を再現して   長尾 住雄さん(赤穂市)

(2007年10月号に掲載)

 長尾住雄さんが、ミニチュアの茅葺き古民家を作り始めたのは今から12年前の定年退職がきっかけ。もともと左官をしていたので、家の構造や工程は熟知しており、長尾さんの生まれ育った家が、茅葺きだったこともあって我流で実家を再現してみようと手がけたのが第一作。
 
 特に図面を引くわけでもなく、土台の大きさを大まかに決めたら部屋数を決めて取りかかる。作り方は実際の家を作る時とほぼ同じ手順。屋根は取り外しができ、家の中を見ることができる。座敷の床の間には掛け軸がかけられ、ふすまや引き戸は建具が付けられ左右に動く。トイレや土間もあり、牛小屋には備前焼で特注した牛がつながれている。内部は実際の住宅用の土壁が施され、本職ならではの腕が光っている。

 「本当に楽しくて寝食を忘れて取り組むこともしばしば。作りながらあれこれ考えるので、できるまでどんな作品になるかわからない。完成した時の喜びはひとしおです」。幅40p、高さ50pほどの大作から、15p四方のものまでさまざまなサイズで製作しており、注文にも応じている。自宅では作品を展示即売しており、いつでも見学可能だ。昔懐かしいのどかな田園風景が目に浮かぶような長尾ワールドにぜひふれてほしい。

0791(42)5409