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人の輪をつなぐ ダイナミックな踊りと音色   加古川市立氷丘中学校 国際交流部(加古川市)

(2007年7月号に掲載)

 隣国朝鮮民族の伝統楽器チャンゴを通じて、在日外国人や地域との交流を図っているのが加古川市立氷丘中学校の国際交流部。まだ1年半の部活動だが、子どもたちの力強い演奏と壁のない交流が認められ、ドキュメンタリー映画「ひろがれチャンゴの響き―在日外国人の人権を考える」に出演。6月に同市立別府中学校で開催された「加古川ミニ・マダン」で上映会も行われた。
 
 もともとは音楽講師で顧問の岡田和子先生が、チャンゴの不思議な音色に魅せられ、隣国の楽器であるのにまったく知識がなかったことから、歴史や人権を学ぶ機会にもなればと授業に取り入れたことがきっかけ。
 
 同校には難聴、弱視教室が置かれており、映画では1人の難聴児に焦点をあて、さまざまな悩みを抱えていた彼が岡田先生やチャンゴに出合い、そして国際交流部に入ったことで笑顔を取り戻すといった実話が元になっている。
 
 今年の部員は3年生3人、1年生8人の計11人。部長の藤井里奈さんは「出演依頼があると毎回かなり緊張しますが、いろんな人と交流できるところがこの部の良いところです」と話す。
 
 「チャンゴは誰でもできる楽しい楽器です。活動の幅も広がって、多くの人との出会いが刺激になり、障害の有無、国籍や年齢といった壁がなくなり、音楽を通じた心の交流が始まりました。昨年はありがたいことにたくさんのイベント、近隣小学校や老人施設での演奏をさせて頂きました。これからも人との出会いを大切に、音楽や人権について子どもたちが考え発信していける部にしていきたいです」と岡田先生。