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雅やかな美しさに魅せられて  溝渕真祥萌さん(相生市) 

(2007年1月号に掲載)

 ひな人形をはじめとする真多呂人形は、江戸時代から伝わる伝統技法で作り上げられた木目込み人形のこと。気品ある美しさは人の心を和ませてくれる。溝渕さんは、そんな真多呂人形を40年以上も作り続け、たくさんの人に幸せと喜びを届けている。一見同じように見える人形も、ちょっとしたしぐさやポーズ、顔のつくりなどで作り手の個性が表れる。作品から感じられるやさしさは、溝渕さんの人柄であろう。人形に着せる衣装も、自分や娘さんの着物をほどいた古布を使っているからこそ、温かさが加わるのかもしれない。「縁起が良いものを作る時は気持ちがいいですね。一つひとつお届けする方の幸せを思いながら作っています」。
 
 その他、国宝「彦根屏風」を真多呂人形で再現した作品も圧巻で、時代が過ぎても変わらない気品や雅やかさが伝わってくる。また書道の師範であるご主人の幸一さんが書いた作札も優雅で、溝渕さんの作品を一層引き立てる。
 4月25日(水)〜30日(祝)まで姫路市網干区新在家の「モリシタ洋品店」で個展を開く予定。ぜひ、真多呂人形の雅をご鑑賞下さい。
                          
 








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